相続の手続きに困ったときは
みなさんはご自身やご家族の死後の相続についてなにか準備などされていますか？元気なうちはあまりそういったことを考える機会は少ないのではないかと思います。また、もし身近な人が突然亡くなってしまったら相続手続きを進める気分にはなかなかなれないかもしれません。それだけではなくなにから始めたらいいのか、どこでどういう処理をしなくてはいけないのかといったことについては、普段触れることも少なくわからないのではないでしょうか。
一人ですべてを処理するのはとても大変なことです。こういったときにここ最近増えている相続の手続きを代行してくれるサービスを利用するのがおすすめです。不動産の名義変更や相続税の申告、銀行口座の解約など様々なことを司法書士や行政書士などの専門家が代行してくれます。くわえて生前のうちにやっておくといいことなども相談できるサービスもあるようです。まだ早いと思うかもしれませんが、ぜひ一度相談してみるのもよいのではないでしょうか。
弁護士の立ち合いは必要なのか
人間の人生の中で終焉は必ず訪れ、残された遺族はその後の対応が求められます。葬儀や埋葬は当然ですが、他にも残された遺産の分配も対象になっていて、金銭や不動産などが対象になるので法律の規定を守って行わなければいけません。これは相続税の対象になったり不動産の継承には複雑な手続きが必要になるからであり、法律に精通している弁護士に業務を依頼することが増えています。
相続には遺言書や公正証書によって分配方法を故人が選定する場合があり、そこでは正当な立場の仲介者である弁護士が立ち会った方がトラブルが起きにくくなっていますが、遺族が必要性が無いと判断すればいなくても対処できます。問題になるのは分配方法で相続の対象者から異議が出た場合であり、そのような事例には法律に精通して揉め事に関して適正に対応してくれる人物がいなければ、解決は難しくなってしまうでしょう。
遺言などが無い状態では遺族の話し合いで分配方法が選定されることになりますが、金銭が関係するので話の進捗が悪くなることもあり、公平で中立的な立場にある人に仲介してもらう方が適切に行える場合が多くなっています。