自動車を相続する手続き
自動車を相続するためには手続きが必要ですが、それを行う前にまず所有者の確認をしなくてはならないです。
その理由は単純で、所有者によって相続を行う手間や流れが変わってくるからに尽きます。
所有者は車検証に記載されているため、調べれば一目瞭然です。
基本的に所有者は故人と販売店、そしてローンの信販会社の3種類になっています。
故人なら戸籍謄本と印鑑証明、実印など名義変更に必要な書類を用意しなくてはなりませんが、販売店ならまず連絡するところからスタートです。
そして販売店が提示する書類を用意し、陸運局で手続きする事になります。
一方でローンの信販会社である場合はローンの残債によって変わるので要注意です。
残債がない場合は所有権解除の手続きに移行できますが、もしも残債があって今後も使用する場合は返済を要求されます。
返済方法は一括と分割に分かれており、基本的に一括返済が多いです。
ちなみに、できない場合は再契約という流れになります。
株式を相続する際の一般的な手続きについて
相続の対象となる財産には現金や不動産などのほかに、株式などの有価証券も含まれますが、手続きを進めるための流れは、基本的には他の財産と同じです。
すなわちまず財産の有無を調査し、相続人が複数いる時は誰が承継するかを協議し、承継後はそれを関係先に報告します。
その際、株式であれば紙の証券が残っていればいいのですが、そうでない場合は管理を行っていた証券会社や信託銀行などの金融業者に取引残高報告書を発行してもらい、評価額を確定します。
どこで管理していたかさえ分からない時は、証券保管振替機構という管理団体に問い合わせます。
一方、非上場会社の場合は発行元の会社に直接問い合わせることになります。
承継人が決まり、相続の手続きが完了したら、名義の書き換えを行うことによって第三者に対しても権利を主張できるようになります。
書き換えの請求は上場会社の場合は証券会社や信託銀行などに、非上場会社の場合は発行元の会社に対して行います。