相続問題は弁護士に相談しましょう
相続は多くの方が直面することになる法律問題です。
十分に知識があるという方はよいのですが、多くの方は誰が財産などを引き継ぐことになるのか、どういった手続きが必要になるのかということが全く分からないのではないでしょうか。
場合によっては期間制限がある手続きなどもあるため、早めに手続をしていくということが重要になってきます。
そこでお勧めなのが、まず弁護士に相談してみるという事です。
できるだけ早い段階でやるべきことをつかみましょう。
相続に関する専門家は他にも多くいますが、最も広い範囲の問題に対応できるのが弁護士だからです。
必要があれば他の専門家を紹介してもらうという事もあるので、まずは相談をしてどのように動いていけばよいのかという事を知ることから始めてみましょう。
近くの弁護士に相談予約を入れてみるのもよいですし、どこに行ったらよいかわからないという方は自治体などで相談会などを行っていることもあるのでチェックしておくとよいです。
相続での話し合いにおける遺言書の効力
遺産を分けるために、法定相続人同士が話し合いをする上で遺言書はどれだけの効力を持っているのかということは重要な問題です。
もしも遺言書に具体的な指示が書かれていたときに、それを法定相続人は受け入れなければいけないのか、ということですが、基本的にはその内容のとおりになります。
ただし、法定相続人が全員その内容に反対であるという合意がなされたときには、協議の上で遺言書とは違う分け方をすることが可能です。
しかしながら相続で揉めるときには、誰かが多くもらったとか、仲の悪い家族に分けたくないということが原因になりがちです。
そのとき不満を抱えている人は遺言書に反対するでしょうが、十分な利益を得ていると思っている人はその内容通りに遺産を分けるように主張するでしょう。
そうなれば全員の合意を形成することは難しくなります。
合意がなされなければ、当然のことながら遺言書の効力が強いので、その内容のとおりになる可能性が高くなります。